きのねさん
みなさんこんにちは!ここは僕が分からないことについて、先生に質問していくQ&Aコーナー。今日の質問は、“ストレスとメンタルヘルスの不調とは?”についてです!
ストレスとは?
先生こんにちは!
きのねさん
先生
はい、こんにちは。
今日は、ストレスについて聞きに来ました!
きのねさん
先生
そうですか。ストレスについてですね。
はい!テレビを見ていると、ストレスってよく聞く言葉なんだけど、意味がよく分からないので教えてください。
きのねさん
先生
そうですね。じゃあ、そもそもの成り立ちのお話からしましょうか。『ストレス』という言葉を生理学的に使うようになったのは、カナダのセリエさんという人が最初なんです。『ストレス』という言葉は元々は物理学の応力という言葉で、『ゆがみを元に戻そうとする力』のことを意味しています。
うーん、『ゆがみを元に戻そうとする力』ってどういうことですか?
きのねさん
先生
よく風船で例えられるのですが、皆さんの体や心が風船だったとしますよ。風船を指でぎゅーっと突くと、表面が凹みますよね。そのあと、指を離すとどうなります?
え?風船はまた丸くなります!
きのねさん
先生
そう、へこみっぱなしじゃないんですよね。指を離すとへこんだ部分は元に戻りますよね。
そうですね。
きのねさん
先生
指によって押されてゆがんだ風船から指を離しても、風船はゆがんだままではありません。風船には『ゆがみを元に戻そうとする力』が備わっているんです。
ああ、なるほど!それが『ゆがみを元に戻そうとする力』、なんですね!
きのねさん
先生
この風船を押している指が『ストレッサー』(刺激)といい、ひっこんでいる風船の状態を『ストレス状態』、ひっこんでいる風船を元に戻そうという力のことを『ストレス反応』、とよんでいます。今はストレッサーのことも、ストレス状態もストレス反応もまとめてストレス、とよんでいたりするのでややこしいんですけどね。
うーん(汗 ややこしいです!
きのねさん
先生
私たちの体や心は、いろんな外部からのストレッサーを受けて生きています。このストレッサーに適応しようとして体や心に生じる様々な反応をストレス反応といいます。ストレスがかかっている状態がストレス状態です。
外部からの刺激がストレッサー、刺激を受けている状態がストレス状態、刺激でおこっているゆがみを元に戻そうという力がストレス反応・・・ですね?
きのねさん
先生
そうなんだ。でも、今は全部ストレス、という言葉で表していることが多いんだね。
うーん。やっぱりややこしいけれど、なんとなくイメージがつかめた気がします。
きのねさん
ストレスが溜まると起こる体の異変・症状
先生
じゃあ、次にストレスが溜まると起こる体の異変や症状についてお話ししましょうか。
はい!よろしくお願いします!
きのねさん
先生
ストレスが溜まると胃痛や腹痛、吐き気や頭痛といった症状が見られることがあるね。その原因としては、血圧が上がったり、胃潰瘍や過敏性腸症候群という病気になってしまっていることもある。円形脱毛症や顎関節症なんかになる場合もある。ストレスだけが原因ではないけれど、ストレスが悪影響を与えている病気はたくさんあるんだね。
つづく